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宮大工社員「丹野」インタビュー

  • 1.就職への動機はなんですか?
  • 1.就職への動機はなんですか?

    私が社寺建築に興味を持ったのは、高校生のときです。高校卒業後は、社寺建築を専門とする会社に就職し、一から技術を学びました。

    片岡工務店に入社したのは、平成16年です。当時の滋賀県では、設計屋さんが別にいる状態の中、入札工事が行われることが一般的でした。しかし、片岡工務店には社長をはじめ、一級建築士の資格をもった社員が大勢いました。「ここなら設計施工からできる」と思ったこと、家から近く通いやすいと思ったことが入社を決めた理由です。

  • 2.現在の仕事内容はどんなことをされていますか?
  • 2.現在の仕事内容はどんなことをされていますか?

    寺院と社殿の新築・修復・改修工事を担当しています。私は大工ですから「木工師」として木に関するところを担当します。例えば、全部をバラして使える部分は使う、一部欠けている部分を埋めてもとどおりにするといったやり方もあれば、屋根だけを新しくすることもあります。建物の状態と予算に応じて、会社全体で話し合い、決めていきます。

    新築の場合、建物の下の部分に関しては、図面通りに取り組むことができます。しかし、屋根の場合は、そうはいきません。原寸、つまり実際の寸法、1/1で図面を起こし、型取りした上で、木に写した通りの形に加工することが求められます。

  • 3.やりがいを感じるときはどんな時ですか?
  • 3.やりがいを感じるときはどんな時ですか?

    建てたものがこれから何百年と世の中に残って行くこと、神社仏閣に訪れた方が手を合わせてくださる建物を担当できることに、喜びを感じます。

    また、いくら私が手がけたいと思っても、それだけではなかなか実現には至りません。個人や会社を相手にした仕事ではなく、数多くの方々の浄財によって、工事の発注が決まるためです。だからこそ、普段滅多に出会えない、湖南市夏見「観音寺」の本堂(六角堂)のような物件と出会えたときは、とても嬉しく思います。

  • 4.これからの目標を教えてください。
  • 4.これからの目標を教えてください。

    片岡工務店は、今まで主に一般の社寺建築を行ってきました。しかし、先日ご縁があり、東近江市の文化財を手がけることになりました。これを皮切りに、文化財方面を手がけ、実績を積み重ねたいです。そして、引退するまでに、国宝重要文化財の修復に携わることが私の目標です。

    文化財の場合は元通りの形に復元することが求められますから、相応の知識や技術が必要です。一番大事なのは、人付き合い。先輩方の意見を聞いたり、会社とは別のネットワークを築いたりすることも大切です。ほかにも、本屋さんで売っていないような古い文献を手に入れたり、文化財の見学会に参加したり、携わっている人と仲良くなったりといった横のつながりが重要となりますね。

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