代表あいさつ
片岡工務店の原点は、戦後間もない頃にまでさかのぼります。後に創業者となる私の父は、中学卒業後すぐに家業の農業や祖父の大工仕事を手伝い、家計を助けていました。当時は、お母屋普請するときには、材料を山から直接切り出し、現場で作業し、建てていた時代です。
昭和36年には、個人経営として片岡工務店を創業。現代のような住宅ローンはなく、ハウスメーカーのはしりと呼ばれた3社が月賦販売を開始しました。そのうちの1社、太平住宅の指定店となり、事業を拡大。高度経済成長期には、一般住宅の建設ラッシュが進みます。
そして、昭和42年、株式会社片岡工務店を設立。それから50年以上、甲賀市土山の地で建築事業を展開してきました。滋賀県内では珍しく、住宅、公共工事、商業施設だけでなく、社寺建築から不動産事業まで、幅広いジャンルを手がけている会社です。
特に社寺建築では、巡り合わせやご縁を感じます。本堂の建て替えのスパンは、200年から300年です。落慶法要に参加させていただく度に、建設業を営む者として携われることのありがたさを実感しています。社寺建築、商業施設ともに、最初のきっかけをつくったのは、創業者である父です。時代の流れに乗り、先見性があったことに感謝しています。
片岡工務店が掲げるキャッチフレーズは「未来(あす)に ひろがる夢を創造します」。
ご縁があった方々に喜んでいただけるような仕事をしていきたいとの思いを込めています。そしてもうひとつ大切にしているのは、仕事ではありますが業務的にならないような心構えです。特に個人の方であれば、事業、住宅問わず、建設工事に携わることは一生に1回、多くて2回です。お施主様の思いや熱意と私たちのモチベーションを完全に同一にすることは難しいかもしれませんが、できるだけ近づけるよう社員に対しては「初心を忘れるべからず」の精神を伝えています。
―― 片岡工務店が描く未来
先日、東近江市の指定文化財の仕事を手がけることが決まりました。文化財の仕事は初めてですから、良い勉強になります。その上で実績を積み重ね、県の文化財、国の文化財を修復させていただけることが目標です。実績を増やすことは、宮大工を目指す若い方の励みになり自信にもつながると考えています。
商業施設に関しましては、多数展開する中で、直接事業主様よりお声がけいただける機会も増えています。今後は、こちらの展開もより拡大することを目指しています。
昭和36年1月 | 片岡新造が個人経営として「片岡工務店」を創業 |
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昭和42年1月 | 株式会社片岡工務店を設立。社長:片岡新造/資本金:500万円 |
昭和47年2月 | 本社建設用地取得 |
昭和48年1月 | 増資1000万円/総資本金1500万円 |
昭和54年7月 | 水口営業所開設。増資1000万円/総資本金2500万円 |
昭和60年5月 | 本社社屋建設。国道1号線沿、会社合理化を図り水口営業所を吸収。工場も一括作業となる。 |
平成元年11月 | 本社隣地用地取得 |
平成2年12月 | 増資500万円/総資本金3000万円 |
平成4年10月 | 「people K」マンション建築 |
平成8年10月 | 本社隣地用地取得 |
平成9年3月 | 設立30周年記念事業開催 |
平成10年1月 | 増資540万円/総資本金3540万円 |
平成10年10月 | 本社隣地用地取得489坪/総敷地1836坪 |
平成11年1月 | 増資424万8千円/総資本金3964万8千円 |
平成11年5月 | 代表取締役:片岡成三 |
平成18年3月 | 第二工場建設 |
平成19年2月 | 増資335万2千円/総資本金4300万円 |
平成23年8月 | エコアクション21認証/登録番号 0007383 |
平成24年4月 | 代表取締役:片岡久伸 |